にゃん太郎の病気 5
・寄生虫病
【原因】
猫に寄生する回虫として、猫回虫、犬小回虫、犬回虫が知られています。
猫回虫は長さ5~10㎝ぐらいの、先がもやしのような形をした細長い虫で、小腸に寄生して、嘔吐や下痢などの胃腸障害、貧血やひきつけ、そして、幼・子猫では、発育障害を起こす原因になります。
【感染経路】
猫の小腸で親虫から産み落とされた卵は、便と一緒に体の外へ出ます。
外に出た卵の中で子虫が育ち始めます。
この子虫(感染子虫)を含んだ卵が猫の口から体の中へ入るのです。
このことを経口感染といいますが、便についていた卵を猫がなめたり、たまたま食物についていた卵を食べた時に一緒に体の中に入るわけです。
そして、大体1時間ぐらいで猫の胃や小腸の中でふ化し、2時間ぐらいで腸管の内壁を食い破って、腸管の壁の中へ入り込みます。
そして腸管の管の内側にある血管の中に入り、血流にのって流れて行くものや、そのまま筋肉などの中を移動するものに分かれます。
血管の中に入った子虫は肝臓に達し、そこから再び血管の中を心臓を経て肺へ行きます。
肺で育った子虫は、さらに大きくなった時点で肺から出て気管へ入り、気管の中を伝ってのどへ出ます。