にゃん太郎の病気 8

・猫鉤虫


【原因】

猫に寄生する鉤虫は、現在4種類が知られていますが、日本にいるのは猫鉤虫と犬鉤虫です。


主に猫鉤虫が感染し、たまに犬鉤虫の感染も見られるようです。


虫の長さは、雄が10㎜ぐらい、雌が15㎜ぐらいで、色は灰白色、頭の所に歯をもっていて、ここで食いついて血を吸うのです。


体の形は、尾の先の方が釣り針のように曲がっているたあ、鉤虫という名がつけられています。


【感染経路】

感染のしかたには、経口・経皮・胎盤感染の3つがあります。


鉤虫の卵は便と一緒に外に出てふ化し、子虫となり1週間ぐらいで猫に感染できるようになります。


口から入った子虫は、消化管(食道など)内で育ち、胃腺や小腸腺の中に入り込み大きくなりますが、やがて小腸に戻り成虫となります。


経皮感染では、傷がなくて皮膚や毛穴などから体の中へ入り、リンパ管や毛細血管から血流に乗って心臓へゆき、さらに肺に達し、猫回虫のように気管から、のどにはい上がり、飲み込まれて小腸へ戻り成虫となります。


【症状】

子猫などに起こる急性症状としては、元気・食欲がなくなり、腐ったような臭いのする、いわゆるコールタール状の便や、血の混じった粘液便をします。


貧血と下痢による脱水で、子猫は急に衰弱してゆき、ひどい場合は死亡することもあります。


鉤虫の感染の特徴は、鉤虫が吸血することと、吸血するときに血を吸いやすいように、口から血を固まりにくくする物質を出しながら吸血するために、出血が止まらなくなるので、貧血が起こることです。


元気・食欲がなく、やせてくるのも鉤虫症の特徴のひとつです。


【手当と予防】

まず、第一に病院へ連れてゆき、容体の悪い場合は、治療をしてもらいましょう。


その後、検便もしてもらうことです。


駆虫剤の投与時期は病院で教えてくれるはずです。


駆虫剤は、必ず投与後2週間たったらもう1度実施してください。


それで虫は、いなくなるでしょう。


そして、室内と戸外を自由に出入りしている猫(室内飼育を含む)のトイレは、消毒をしてから使用してください。


再感染にも注意しましょう。

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